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知って得するタイヤの豆知識
「どこそこのガソリンスタンドはリッター何円だった」という話をよく耳にしますが、せっかくいつもより2円安くガソリンを入れることができてもタイヤの空気圧が減っていたり、タイヤなら安いにこしたことはないと格安タイヤを選んだりはしていませんか?
タイヤは車で唯一地面と接している部分で、「走る」「曲がる」「止まる」といった車の基本に関わってくるとても大事なものなのです。
ここでは、エコタイヤの基礎知識を紹介をしたいと思います。
低燃費タイヤとは
業界が定めたグレーディングシステムで低燃費と安全性が一定以上のレベルを満たしたタイヤです。
転がり抵抗性能がAAA AA A、ウェットグリップ性能がd以上のものが低燃費タイヤに該当します。
低燃費タイヤの場合
この表示があるタイヤは、転がり抵抗性能
がAA、ウェットグリップ性能がcと基準を満たしているので低燃費タイヤとなります。
低燃費タイヤでない場合
この表示があるタイヤは、転がり抵抗性能がB、ウェットグリップ性能がbと転がり抵抗が基準を満たしていないので低燃費タイヤには該当しません。
転がり抵抗性能、ウェットグリップ性能のどちらか一方が等級に適合しないと対象外となります。
燃費改善に貢献
転がり抵抗のグレードが1つ上がると、燃費が約1%程度改善されると推計されます。
例えば、転がり抵抗がCグレードのタイヤからAAAグレードのタイヤへ替えた場合、燃費が約4%改善されます。
上図右はあるタイヤメーカーの試算になりますが、これを1L=125円としCグレードから一般的なエコタイヤのAAへ替えた場合で走行距離・燃費は同条件で試算してみます。
1L=10km なので 1年間12000km走行するとガソリンは1200L消費します。
1200L × 125円 = 1年間のガソリン代は 150000円となります。
これをCからAAグレードのタイヤへ替えると3%改善されるので計算すると
1L=10km× 3% 改善 = 1L=10.3km = 1年間で消費するガソリンは1165L
1165L × 125円 = 145625円
したがって格安タイヤとの1年間のガソリン代差額は 4375円となります。
(ガソリン価格が125円より上昇すれば差額はさらに広がります)
これを3年間で考えると格安タイヤより13125円の節約。
1本あたり3000円高いエコタイヤであっても3年で元は取れてしまいます。
エコタイヤは普通のタイヤに比べると購入価格は高額ですが、ウェットグリップ性能などの安全性などトータル的に考えると決して高い買い物ではないのがお解りになられたのではないでしょうか?
空気圧は適正ですか?
せっかく低燃費タイヤに替えても、空気圧が不足していたら燃費は悪化してしまいます。
また、走行性能の低下や編摩耗の原因となり、タイヤの寿命の短期化にもつながります。
当店ではエンジンオイル交換時に、エンジンルーム内やタイヤの空気圧など無料点検を実施しております。
加えて、スズキ車にお乗りの方は毎年恒例のスズキ愛車無料点検がありますので、お気軽にご利用いただけたらと思います。
車検は合格するけど・・・
みなさんご存じの通り、自動車は2年に1回(貨物は毎年)
車検という健康診断があります。
その時、タイヤの残り溝が1.6mm以上なければいけません。
しかし、左図が示すように残り溝が2mm以下になると制動距離が一気に伸びてきます。
車検を安く済ますことができても、事故を起こしたら元も子もありません。
タイヤはとても重要な部品になるので、早め早めの交換を、また格安よりも品質のよいものをお勧めします。
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